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わくわく挿絵帖
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門番の二本差し
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 先日、江戸町奉行所の門番のスタイルがどうだったか調べました。大名家の門番は足軽身分で、腰には刀を2本差していましたが、はたして町奉行所の門番は2本指しだったか迷ったからです。映画やテレビでは多くは小刀を一本差しているだけです。

 「江戸町奉行所事典」(笠間良彦・著)という本があります。こういう時に頼りになる本です。しかし、門番についての記述は残念ながらありませんでした。そこで他の笠間良彦・著の本を調べました。すると、ありました。記述ではありませんでしたが、門番のイラストが見つかりました。笠間良彦さんはイラストも描く時代考証家です。そこでは門番は股立ちを高く取り、刀を2本指していました。納得です。
 江戸町奉行は旗本職ですが、町奉行所の格式は大名並に扱われ、門構えも南町奉行所など唐破風屋根の両番所が付いており、堂々たるものです。
 まあ、そこで門番も大名並ということなのでしょう。

 笠間さんは長寿を全うし、近年お亡くなりになりました。つくづく、こういう方の仕事が昨今の歴史ブームを陰から支えているのだと思います。

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by arihideharu | 2010-04-02 04:50 | 挿絵 | Comments(0)
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