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わくわく挿絵帖
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東宝時代劇
 
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 ぼくらの世代、時代劇映画といえば東映と大映ですが、東宝も「若大将」と「無責任」シリーズだけではなく、時代劇も作っていました。(この場合、黒澤明作品以外という意味)

 東宝には稲垣浩という大作時代劇を手掛けることの出来る監督と、大掛かりなセット作りが得意なスタッフ、そして特撮の名人円谷英二がいたのが他の映画会社を圧倒していました。
 
 それは東宝版「忠臣蔵」を見れば分かります。冒頭の松の廊下のセットは、これ以上のモノは不可能と思われるくらい素晴らしい出来です。クライマックスでは雪景色の江戸の町を大きいスケールで再現しています。

 東映と大映のセットは歌舞伎の書き割りの延長線上にあるのに対し、東宝は唯一ハリウッドを意識していました。

 「大阪城物語」と「大龍巻」での大阪城の雄姿はこれもまた見事な再現でした。そしてラストはゴジラ映画のように、炎上し破壊してみせます。

 このスケールは、今となっては夢物語というしかありません。

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by arihideharu | 2010-05-12 15:32 | 映画・演劇 | Comments(3)
Commented at 2010-07-29 21:23 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2010-07-29 21:37 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by arihideharu at 2010-08-03 19:04
コメント有り難うございます。ぼくは研究者でもマニアでもありませんので、細かいことに立ち入らないように書いています。というより書けません。ただ、挿絵画家としての視点から、何か書けないだろうかということでブログを書いています。東宝時代劇に関するコメントは残念ながら、ぼくの映画体験から書いたものです。これからも黒沢作品以外の時代劇映画に関する話しを時々書いていこうと思っています。ご察しのようにぼくは黒沢ファンです。最後に、引用は構いません。
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