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わくわく挿絵帖
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大映時代劇
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 東映時代劇が今見るとハズレが多いことは前に書きました。それとは逆にハズレが少ないのが大映時代劇でした。大映には市川雷蔵と勝新太郎という芸風の違う二枚看板がいて、それぞれ人気シリーズ「眠狂四郎」と「座頭市」が競い合っていたのと関係あるかもしれません。
 
 映画の印象も東映とは逆でした。暗く地味でした。また、それが魅力でした。女優の扱いも違っていました。看板役者の引き立て役ではなく、生の女がそこにはいました。藤村志保・中村玉緒・若尾文子などがそれです。

 大映時代劇の主人公は常にアウトローでした。それは戦前からのチャンバラ映画の直系を意味します。

 大映にはチャンバラ映画の父、伊藤大輔が長くいました。溝口健二の弟子も多くいました。名キャメラマン宮川一夫もいました。

 あの当時(ぼくが映画小僧だったころ)チャンバラ映画のご本尊は大映にいたことになります。

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by arihideharu | 2010-07-05 00:19 | 映画・演劇 | Comments(0)
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