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わくわく挿絵帖
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漫画離れ
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 ぼくが高校に入った頃には貸本屋は少年文化の中心から外れ、舞台は雑誌に移っていました。そして漫画はスポ根ものが流行り、劇画と呼ばれるようになります。漫画は少年文化から既に青年文化になっていました。
 
 ところがその頃から、ぼくは少しづつ漫画から距離を置くようになりました。何故なら、劇画と呼ばれる漫画の一群は、少数の漫画家を除きぼくには魅力的ではなかったからです。ストーリーはともかく絵がついていけませんでした。手塚治虫や白土三平で絵もストーリーも頂点に達したものが、ぼくには後退して行くように感じたのです。

 ぼくは漫画を読むより小説を読むことが多くなっていきました。

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by arihideharu | 2010-11-22 05:33 | 挿絵
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