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わくわく挿絵帖
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重い扉
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 挿絵画家になってだいぶ経ちます。勿論大いに気に入っていますが、只この仕事には思わぬ副作用(?)のようなものがあることが分かってきました。

 と言うのは、挿絵画家の仕事の半分は絵を描く以外に原稿を読むことに費やされます。もとより、ぼくは絵を描くのと小説を読むのが何より好きでこの道に入った訳ですから望むところです。

 しかし、10年程前からプライベートで小説を読むことがなくなりました。それまでは仕事に一息ついたときや正月前は、本屋通いをして大量に買い込んだ本を読みふけるのが何よりの楽しみでした。
 
 ところがこの頃は、本屋へ行っても他の人の装丁や装画が気になり楽しめません。また小説を読んでもその世界へ入り込めなくなったのです。重い扉が立ちふさがってしまったようです。ですから、最初の数ページで読むのを止めてしまった本が仕事場に墓石のように重なり積まれています。これはなんとかするしかないと考えてはいるのですが…。何かの罰かと思ったりもしています。

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by arihideharu | 2011-01-25 01:55 | 挿絵 | Comments(0)
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