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わくわく挿絵帖
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外食談。
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 平日の午後、毎日のように通うファミレスを観察すると、客筋が4種類ほどあることが見えてきます。
 
 身体をグニャグニャさせながらスマホをいじる高校生。
 おしゃべりが止まらない主婦層。
 真面目なそうな仕事人。
 少数ですが男子のリタイヤ層です。

 性別は女子が圧倒的に多いのは周知のとおりです。
 
 ぼくの場合、店を選ぶ上で基準が一つだけあります。
 それは、高校生が一定以上いないことです。勿論、色々な意味でうるさいからです。
 
 しかしながら、うるさいからといって圧倒する女子たちのおしゃべりを避けてはファミレス通いは成立しないので、出来るだけ離れた席を選びます。

 ただやっかいなのは、彼女たちが異常に盛り上がったときや、耳近におしゃべりを聞くと、さすがに気になり仕事が手につかなくなります。そうなると、ぼくでも聞き耳を立てることがあります。
  
 そこで分かったことは、この群には少数であれ大人数であれ、ボス猿のような存在が必ず見受けられることです。
 それはお年寄りのグループのほうが顕著のようで、ときにはあまりの独裁ぶりに耳を疑うことがあります。

 また女子のグループでは、かつては見られなかった昼からの酒盛りがあります。
 スポーツクラブ帰りのグループや、PTA役員らしき集まりなどが、生ビールを片手に盛り上がっている風景です。
 中には靴を脱ぎ胡座姿の酒豪もいます。まるで夜の居酒屋です。

 一方、リタイヤ組の男子も「サイゼリア」あたりではデカンタの赤ワインをいくつも頼み、政治談義をする仲良しグループもいて、これもまさにファミレスの居酒屋化です。
 加えて、リタイヤ男子は孤食も多く、ノートパソコンや本を広げ、生ハムとワインで長居を決め込む者もいます。
 
 孤食といえば、ときどき行く、お昼は定食を出している居酒屋チェーンがあります。煮魚が食べたくなると入るお店です。
 
 去年の冬前ことです。ちょっと混雑が減り始めた昼下がり、ぼくの隣に座った老女が、給仕がやってくるなり、「獺祭ある?」と訊いています。
 「今朝、一本入ったところです」と直ぐにベテラン給仕が答えます。
 そのやり取りで、彼女が常連であることが分かります。
 しかも飲みっぷりも見事なものです。

 このように、昼から堂々とお酒を召し上がる老女もいるのが、当世外食事情です。
by arihideharu | 2015-03-07 04:21 | 暮らし | Comments(0)