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わくわく挿絵帖
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今年の女神
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 映画の魅力は、男と女の出会いをどれだけ美しくみせるかにかかっているというのがぼくの見立てです。
 そのときヒロインが天から舞い降りた天使か女神のようにみえれば、その映画は半ば成功したと思うのです。

 その意味からぼくにとって今年の女神は、エミリー・ブラントです。そして、ベスト映画は『オール・ユー・ニード・イズ・キル』です。
 
 この作品における男と女の出会いのシーンはヒロイン(エミリー・ブラント演じる女戦士)の肉体美で始まります。
 腕立て伏せから胸を反り上げるエロスに満ちたる肢体の美しさは、まさに女神が宿っていました。

 エミリー・ブラントが女戦士に宿る女神として降臨するのは『ルーパー』( 2012年度作品)からでしようか。
 すなわち、汗まみれで切り株にむかい、斧を振り上げる出会い場面です。
 また、『アジャストメント』( 2011年度作品)の冒頭で裸足で現れた出会いのシーンでも、彼女は天から舞い降りた天使そのものでした。

 さて来る年、女神はどこでだれのもとへ現れるかと想いを巡らせます。
by arihideharu | 2014-12-29 20:54 | 映画・演劇
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